歯周病を助長する病気として、よくあげられているのが糖尿病です。免疫力の低下やコラーゲンの合成抑止を招くためで、免疫力が下がれば細菌への抵抗力が失われます。また、歯根膜はコラーゲンでできていますので、その合成を妨げられると歯周炎も起こりやすくなるのです。
また、骨粗しょう症も歯周炎と深く関わっています。歯周炎は、歯槽骨という骨の疾患ですから、骨密度が下がる骨粗しょう症の患者は歯周炎にもかかりやすいのです。
では、反対に歯周病が引き起こす病気は存在するのでしょうか。残念ながら、現段階では明確な答えはありません。
しかし、とある研究では「歯周病患者は心臓血管系疾患の発症リスクが高い」という結果が出ました。さらにアテローム性血栓性血管病変という病気とかかわりがあるという説も有力だとされています。また、歯周病の妊婦は、早産や低体重児出産の確率があがるという報告もあります。
これらは現在のところ推察の域を出ていませんが、統計的には確実に他の病気の誘因になっているといえます。今後の研究結果に注目するとともに、歯周病の予防がほかの病気の防止にも繋がるのだと認識しておきたいところです。
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